三者三様
久しぶり大学の友人たちと飲んできた。
ビールフェスや地域飲みと称して、年に3〜4度会っている。誘わなければ、なかなか会えないのだ。
生活を営むために、それぞれ思い思いに働いている。そこにはリアルがあるなあと思った。
学校関係者は私を含めて2名。それぞれ違う立場で、学校の現場に関わっている。
それから、郵便局員に、ICの梱包業務作業員、SEなど、同じ大学卒なのに、業種も様々だ。
いづれも、大学時代にできた交友関係だ。
地域も、生い立ちも、学んできたことも違う皆ではあるが、音楽という共通点で知り合う。その関係も、もう10年も経っている。
その10年間に、それぞれが知らない歴史を歩んでいるのだ。
ある者は転職を繰り返し、ある者は仕事中にスマホをいじることができる。ある者は土日もなくはたらき、ある者は自分の子どもの世話により、なかなか会うことがない友人もいる。
三者三様の中で、自分はつくづくめぐまれているなあと思う。
愛する人と出会えて、行きたい所にも行くことができ、休みは少ないが、真っ当に生活するだけの賃金をもらえる。
もちろん個人の努力と情熱と可能性という意味では、人には負けないくらい励んだし、励み続けている。
不満も、もちろんある。そして、今はある程度満たされた状態である。
しかし、だからこそ、これでいいのかと考えざるを得ない。
今の状態が40年も続くと思うと、やってはいけないと感じる時がある。だからといって、退職し、別の仕事に就くかと言われても、そんなことが出来るのか分からない。
いや、できたとして、40年後、どうなっているかなんて検討もつかない。
きっと答えは自分が生み出すものだろう。